そこで向かったのが東京の東雲にあるユニクロの自社工場である。商品製造や技術開発を担う重要拠点の1つとなっている。早速スタッフに相談すると、ユニクロの古着をできる限り新品に近づけたいという無理難題が出てきた。ニット製品のスペシャリスト・宮本直映さんは今回、古着の洗濯を引き受けてくれた。ダメージを受けて弱くなっている繊維を傷めないように、皮脂の汚れなどを浮かしていく。
1カ月後、洗浄テストを繰り返した完成品をチェックしていく。最先端の特殊な洗剤も試しており、着古され白く毛羽立ったズボンも特殊な洗剤で洗うことで元の色が復活していた。酵素の力で毛羽などを取り除き、新しい生地を表面に出すというものでその差は一目瞭然である。コストはかかってしまうが、大高さんは品質にこだわった。洗浄した古着は最後に新品同様のチェックを受け、糸のほつれや毛玉などベテランのスタッフが細部まで新品に近づけていく。古くて新しいユニクロ古着の完成である。
1カ月後、洗浄テストを繰り返した完成品をチェックしていく。最先端の特殊な洗剤も試しており、着古され白く毛羽立ったズボンも特殊な洗剤で洗うことで元の色が復活していた。酵素の力で毛羽などを取り除き、新しい生地を表面に出すというものでその差は一目瞭然である。コストはかかってしまうが、大高さんは品質にこだわった。洗浄した古着は最後に新品同様のチェックを受け、糸のほつれや毛玉などベテランのスタッフが細部まで新品に近づけていく。古くて新しいユニクロ古着の完成である。