国会前に集まり韓国・尹錫悦大統領の退陣を求める市民。尹大統領の支持率は16%と就任後、最低を更新していて批判の声が高まり続けている。非常戒厳を巡る騒動以降、一度もメディア前に姿を現さず沈黙を貫く尹錫悦大統領。尹錫悦大統領が国会訪問の情報が駆け巡ると国会や周辺は一時騒然となり、野党議員が抗議の声をあげ、尹大統領の弾劾訴追案を提出するなど攻勢を強めているが、ここにきて与党からも厳しい声があがっている。国民の力・韓東勲代表は弾劾訴追案に反対する方針を示していたが、大統領の職務執行停止を要求した。理由として尹大統領が非常戒厳を宣言した際、主要な政治家を逮捕しようとしていたと説明した。現地メディアは逮捕者に韓東勲代表も含まれていたと伝えている。韓東勲代表は尹大統領の職務を停止しなければ再び非常戒厳が出される恐れもあると訴えた。その後、尹大統領と会談を行い、尹大統領は政治家逮捕の指示について否定したというが韓東勲代表は判断を覆すほどの話は聞いていないと話すなど溝は埋まらない。土曜日に予定されている弾劾訴追案の採決。与党から8人が造反すれば可決するが、すでに2人が賛成の意向を示していて尹大統領にとって厳しい状況が続いている。