韓国の野党6党はきのう夕方、尹錫悦大統領に対する2回目の弾劾訴追案を国会に提出した。弾劾訴追案は先週土曜日に採決が行われたが、与党「国民の力」の議員が退席し廃案になっていた。2回目の弾劾案の採決は、今週土曜日の午後5時から行われる見通し。尹錫悦大統領がきのう、国民向けの談話で、非常戒厳を正当化し、徹底的に争う意向を示したことから、与党の中からも「弾劾に賛成すべき」との声があがっている。可決には与党の造反議員が8人必要な状況だが、「賛成票を投じる」と明言した与党議員は、きのうまでに7人となっている。与党としては弾劾案に反対の方針を貫いているが、必要な造反議員はあと1人となり、可決の公算が大きくなっている。