次は炊飯器。昭和の炊飯器はボタンが1つだけ。そんな炊飯器が平成で劇的に進化。平成18年「メタボリックシンドローム」が流行語に選ばれるなど健康志向が高まり、バブル期のハイカロリーな外食文化がヘルシーな「家メシ文化」に。そこで誕生したのが自宅で美味しくご飯が炊ける高級炊飯器。三菱電機の「三菱IHジャー炊飯器本炭釜」は炭のブロックから職人が1つ1つ作っており、値段は10万円以上だったが、半年で1万台以上を売り上げる大ヒット。すると各メーカーが続いて土鍋・鉄釜・ダイヤモンド釜などを開発する「内釜戦争」が勃発。かまどで炊くご飯が美味しいのは中で対流が生まれるため。そこで各メーカーは”いかに対流させるか”でしのぎを削り、対流戦争に。さらに令和発売の炊飯器には驚きの新機能が。