ネタニヤフ首相が戦時内閣を解散した。今月9日に野党で中道派のガンツ前国防相が戦時内閣を離脱したことが要因である。さらに、ガンツ氏の離脱でできた空席を埋める形で極右政党のベングビール国家治安相が参加を強く要求していた。戦時内閣にベングビール氏が参加すれば戦時内閣の判断が極端な強硬路線に振れる可能性もあった。ハーレツは今後、機微に触れる重要な意思決定はネタニヤフ首相とガラント国防相そして、デルメル戦略問題相など少人数で作る会議で協議されると伝えている。この中にベングビール氏は含まれていない。ただ、それ以外の重要な意思決定はベングビール氏やその他の強硬派の閣僚も加わる会議で決められるという。