第172回芥川賞の受賞作を紹介。芥川賞を受賞した鈴木結生「ゲーテはすべてを言った」(朝日新聞出版)はドイツの文豪・ゲーテの名言をテーマにした物語。主人公の統一はゲーテを研究する大学教授。家族と外食していた統一はとあるゲーテの名言を目にするが、統一には記憶がなかったが、テレビ番組に出演した際、ゲーテのものと確信がないままその言葉を引用してしまった。思い悩んだ統一はその名言の真偽を確かめるためドイツに旅立つ。創作とは、学問とは何かを問いかける芥川賞受賞作。
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