この日はジュリアンの安楽死が最終的に認められるかが判断される日であり、ジュリアンのもとにやってきた医師・エリカは、ジュリアンに安楽死がしたい理由を聞き出した。エリカが代表を務めるライフサークルは2011年に設立した安楽死団体であり海外からの希望者も受け入れているが現在は新規受け入れを終了している。会員数は約1500人、うち日本人が62人であり13年間で約750人、うち日本人7人の安楽死をほう助してきた。安楽死はオランダで法制化されるとヨーロッパで広がり、10カ国以上で安楽死が認められている。ジュリアンが安楽死の要件を満たしているのか確認したエリカは、ジュリアンの安楽死を許可し、他の医師からの許可も得ているため翌日に安楽死を実行することとなった。最後に一日一人と話す時間を持つよう伝えられたジュリアンは妹だけは特別なのだと伝えた。