SBIホールディングス・北尾吉孝会長兼社長はフジテレビを巡り、日枝氏の政権下で価値や使命が消失してしまったと言及し、価値・使命・ビジョンの確立は重要と言及した。米ダルトン・インベストメンツが取締役の1人として名前を上げる北尾氏は2005年に堀江貴文氏がフジ筆頭株主だったニッポン放送の買収を模索すると、ホワイトナイトとしてライブドアによる買収阻止を行ったが、北尾氏は第三者委員会の報告書を見ると判断は外れていたと振り返った。昨日の会見では人事と組織改革は力を入れてやらざるを得ないとも言及し、旧体制からフジ・メディア・ホールディングスに5人が留任していることについて、「会社側として役員専任案を再度提示すべき」と言及するとともに、全部排除するわけではないとしている。例として清水社長については残しておいてもいい人材と言及している。