そしてワールドカップが開幕。初戦の相手はロシア。心を一つにする日本代表。足首の骨折を乗り越えた堀江選手は先発で出場。福岡選手は大会直前の試合でふくらはぎを痛め外から見守る。大事な初戦、堀江選手はタックルを浴びせ続ける。堀江選手のアタックからトライが生まれた。4トライをあげ日本は勝利。日本30-10ロシア。次の相手は優勝候補の世界ランキング2位のアイルランド。福岡選手はリザーブ。勝負どころで投入される。一次リーグ最大の敵にどう立ち向かうか。序盤からアイルランドのペース。先制トライをゆるす。このまま流れを渡すわけにはいかない。堀江選手が突進、相手選手を弾き飛ばし鬼の形相で前へ。前半35分、アイルランドボールのスクラム。ここで見せ場が訪れる。堀江選手が核となり日本は圧力をかけ続ける。アイルランドはスクラムを突き破られペナルティの反則。前半をわずか3点差で折り返した日本。勝負の後半、満を持して福岡選手が投入される。後半18分、その時が来る。一番外側で待っていたのが福岡選手。値千金の逆転トライ。その後続くアイルランドの猛攻を必死に防ぐ。ここで福岡選手がインターセプト。敵陣深くまでボールを運ぶ。サポートに走り込む堀江選手。日本はピンチを脱した。日本19-12アイルランド。日本はアイルランドをやぶる大金星をあげる。夢のベスト8へ。最後の壁が強豪・スコットランド。仲間にボールをつなげるトライ。再び。日本の韋駄天が駈ける。死闘を耐え抜いたその先にまっていたのは日本28-21スコットランド。