27日のニューヨーク株式市場で、中国の新興企業の生成AIが米国企業を脅かすとの懸念からハイテク株が大きく下落した。中国の「Deep Seek」が開発した生成AIの最新モデルは、従来に比べて低コストにもかかわらず優れた性能を持つとされている。27日には米国のアプリストアのダウンロード人気ランキングでチャットGPTを抜いてトップに立った。市場ではAI業界における米国の優位性に対する懸念が広がり、半導体大手のエヌビディアが一時およそ18%下落するなどハイテク株が大きく下落した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は、先週末に比べ612.47ポイント安の1万9341.83で取引を終えた。