13日、サンフランシスコ空港に降り立った日本の半導体メーカー「ラピダス」の小池淳義社長はラピダスのアメリカ進出を決意。現在、北海道・千歳市で次世代半導体の生産拠点建設を進めている中、なぜ今アメリカに向かうのか?ラピダスがアメリカ西海岸で新たに拠点を構える背景にはシリコンバレーに本社を構えるGAFAM(グーグルやアップルなど)と呼ばれる巨大IT企業を顧客に見据えていることがある。拡大するAIに対応するためAI向け半導体製造を手掛けることも視野に入れている。サンフランシスコ中心部にあるホテルで小池社長が話しているのはアメリカの半導体大手ウエスタンデジタルのデービッド・ゲックラーCEO。AIチップメーカーNVIDIAのジェンスン・フアンCEO、アップル&マイクロソフトの副社長の姿も。日米AI半導体会合が開かれた。会議では企業の首脳からAIや半導体分野で日本やラピダスとの連携に前向きな姿勢が示された。NVIDIAは日本へのチップの供給を進めることを強調。ラピダスの狙いの一つにそのAIチップの受託製造がある。小池社長は「客が家に対して興味を持ってきてくれている。一緒になって進めていく真のパートナーをよく見極めながら展開していく、そういうフェーズに入った」と語った。