イスラエル南部の空軍基地ではイランの攻撃でできたとされる穴を重機で補修する様子が映っている。イスラエル軍・ハレビ参謀総長はイランの攻撃に対し何らかの対抗措置を取る考えを示した。イスラエルの対抗措置の標的がイランの核施設になる可能性も指摘されている。IAEA・グロッシ事務局長は記者団からその可能性について問われると「常にその可能性を懸念している」などと述べた。イスラエル側が何らかの対抗措置を取る考えを示したのに対しイランは各国と相次ぎ会談をおこなっている。イランのライシ大統領はカタールのタミム首長と電話会談し、この中でライシ大統領は「イランの国益に反するいかなる措置に対しても厳しく大規模に反応、明確にしておく」と述べイスラエルをけん制した。またイランのアブドラヒアン外相が英国のキャメロン外相との電話会談で「イスラエルが棄権を冒すのならばイランは直ちにより強く、より大規模な対応を取るだろう」とイスラエルをけん制。また中国の王毅外相との電話会談では「中東地域の情勢は緊迫しており、イランとしては自制を保ち、状況は更にエスカレートさせる意図はない」とした。ウォール・ストリート・ジャーナルは15日、「サウジアラビア・UAEによって、ひそかにアメリカにも伝達され、アメリカ・イスラエルにとって重要な事前警告になった」としている。