コーヒー豆の価格が高騰している。ことし3月、セブンイレブンのセブンカフェのコーヒーが値上げされ、UCC上島珈琲では、7月出荷分などから値上げされる商品がある。背景には、ブラジルでの異常気象や、歴史的円安などが考えられる。専門家によると、ベトナムでは、コーヒー畑を潰してドリアンへの転作が進んでいるという。中国では、2022年のドリアン輸入量は80万トンを超えていて、世界のドリアン需要の91%を占める。中国のドリアン人気は、一過性かもしれないが、コーヒー豆の価格は、まだまだ上がりうるという。斎藤は、2050年には、コーヒーの生産量が半分になると言われていて、コーヒーだけでなく、オレンジやカカオなど、今まで当たり前だったものが作れなくなる時代が来るかもしれないなどと話した。中国では、去年12月、コーヒーチェーン店数が世界で1位となった。専門家によると、長期的な異常気象や、中国を始めとして、嗜好品を望む人が世界的に増加していることから、コーヒー豆の価格は下がりにくい状況が続くと予想されるという。斎藤は、対応できないスピードで、気候変動が進めば、気軽にコーヒーが飲めなくなる可能性もあるなどと話した。