イギリスのスナク首相は4日、与党・保守党大会で演説し、“重い病気を引き起こすたばこが公的医療制度の負担になっている”と指摘し、2009年以降に生まれた人を対象に紙巻きタバコの販売を禁止する法案を議会に提出すると表明した。2027年の施行を目指している。この法案は、イギリスで現在18歳以上とされているたばこの購入が認められる年齢を2027年から毎年1歳ずつ引き上げるもので、2009年以降に生まれた現在14歳以下の人は生涯紙巻きタバコを買うことはできなくなる。今回の法案の対象に電子タバコは入っていないが今後規制措置を検討するという。紙巻きタバコの販売禁止をめぐっては2009年ニュージーランドも2009年以降に生まれた人を対象にした法律をすでに整備している。