石破総理大臣は、訪問先の南米ペルーで、ボルアルテ大統領と会談し、鉱物資源の供給などをめぐり協力を確認した。日本とペルーが去年外交関係樹立150周年を迎えたことを踏まえ、両首脳はさらに連携を強化する方針で一致。ペルーは銀の埋蔵量世界1位のほか、EV(電気自動車)などに使われる銅の生産量が世界2位を誇る鉱物資源国。共同声明には、重要鉱物のサプライチェーン強化への協力が盛り込まれた。経済や人的交流など5分野での協力強化のため、今後10年間のロードマップを初採択した。石破総理は「日本とペルーは価値観や減速を共有する戦略的パートナー。日本、ペルー関係を一層発展させていきたい」と述べた。鉱物資源の重要な供給源のペルーは日本にとって経済安全保障の要と位置付けられていて、協力関係強化で資源の安定調達につなげたい考え。