「OTC類似薬」は市販薬と成分や効能が同じか似たような薬。高齢化などで医療費が増える続ける中で、身近な医薬品に払うお金の負担のあり方について議論が始まっていて、その焦点の一つが「OTC類似薬」。OTCとは、カウンター越しの意味。医療用医薬品は医師が処方する。OTC類似薬には、かぜ薬・抗アレルギー薬・保湿剤・湿布薬などが含まれる。ロキソプロフェン含む解熱鎮痛薬は、市販薬が12で299円~768円、OTC類似薬が自己負担3割の場合で36.4円。医療保険適用で自己負担は原則1割~3割。見直しの背景は、価格の差が不公平、医療費増大につあんがるとの指摘があったこと。保健から支払われる医療費の財源は保険料+公費。連立政権合意書には、OTC類似薬含む薬剤負担の見直しが盛り込まれ、厚生労働省の部会で議論が始まっている。課題は、慢性的な病気で日常的に薬が必要な人が大幅な負担増につながるおそれも。仮に保険給付から外されれば重い病気の見逃しにつながるおそれもあり、十分や配慮や検討が必要。厚生労働省の部会では、委員が「保険適用の対象から外すべきでない」「自己負担のあり方については検討すべき」などと指摘しして、年末までに結論を出す方針。
