今月10日から15日までフランス・リヨンで行われた技能五輪国際大会。2年に一度開かれ、ことしで47回目だ。約60の国と地域から、1300人を超える原則22歳以下の技能者が集まり、59の協議職種で競った。岡山市出身の平山里佳選手は、洋裁という職種の日本代表。服作りの出来や生地の裁断技術を競う。平山選手は去年11月に、技能五輪国内大会に出場し、金賞を受賞し、フランス大会への出場を決めた。大会に向け母校で週6日、1日9時間以上練習してきた。洋裁は4日間で、衣服制作・立体裁断・型紙・デザイン画の4つを競う。平山選手は、デザイン画が苦手。6着のデザイン画を2時間以内に描かなければならない。得意なのは縫製。それを活かせる衣服制作は、12時間で上下の服を制作する。今回のフランス大会で採点を務めるエキスパートと呼ばれる専門職の土田さんは、採点基準をアドバイスとともに伝えた。平山選手は、4日間の競技に臨み、結果は15位だった。平山選手は、メダルを取りたかった悔しさはある、この経験を今後に生かしていきたいなどと話した。帰国した平山選手は、きょうから、岡山の特産品でもあるジーンズの縫製に取り組むという。技能五輪国際大会は、4年後に愛知県で開催されることが今月10日に決まった。