大統領令に署名するアメリカ・トランプ大統領。トランプ大統領は「教育にかける費用は他国を上回っているのに何の役にも立っていない」と批判している。小さな政府を目指すトランプ大統領。省庁の廃止を試みる最初の署名。大統領令は「権限を州政府に移す」など法律が許す範囲で教育省の廃止を促す内容。マクマホン教育長官は第1次政権で中小企業庁長官を務めた友人。かつてプロレス団体の経営者として名を馳せた人物に長年の悲願の実現を指示した。支持層である保守派に「教育省は人種やジェンダーなどの価値観を重視するリベラル思想の温床だ」という不満があるため。大統領就任後すでに廃止に向けた第一歩として職員の50%削減に取りかかっている。廃止には議会の承認が必要で、実現は不透明。公立学校や低所得世帯の大学授業料補助などへの影響も懸念されている。