リーフの発売後、他のメーカーも続々と参入しEV時代の幕が開いた。今販売数でトップを走るのは中国と米国のメーカー。日本メーカーは大きく後れを取っている。しかし大きな誇りがある。販売数70万台に迫っても電池の発火による人身事故はゼロ。安全性は世界で高く評価されている。日産はその後、電池の開発部門だけを残し生産工場を他社へ譲渡した。枚田典彦さんは今も日産に残り電池開発のトップとなった。一方2人は日産を離れそれぞれの道を歩んでいる。平井敏郎さんはベンチャー企業を立ち上げ小型EVの開発を進めている。岸田郁夫さんは中国へと渡り電池を生産する会社を設立。今年、新たな工場を建設し生産を開始する予定。岸田さんは日本に帰国する度楽しみにしていることがある。それは3人で再会し語らうことだった。