大阪・関西万博の閉幕から半年。山梨・韮崎市の建設会社が施工を担当したルクセンブルクのパビリオンは建設前から多くの資材をリユースする前提で建てられた。建設会社の現場責任者・田中晃二さんはルクセンブルク側からリユース前提で建てたいと伝えられた時、驚きと不安を感じたという。一番の難関は建物の土台となる基礎の工事。その基礎に使うコンクリートをそのままリユースしたいというルクセンブルクの意向があり、型枠を組んでコンクリートを直接流し込む従来の工法が使えず、すでにブロックになっているコンクリートを並べて基礎を作ることになった。初めての高難易度な工事を経て着工から1年2か月。独自に建設された海外パビリオンで最も早く完成した。万博終了から約2か月、パビリオンの解体が進んでいた。ほぼすべての資材が再利用されるため約5か月をかけて慎重に作業を行う。きれいな状態で資材を引き渡すため解体のほとんどは手作業。約3か月後、無事に取り外された屋根の部分の幕は大阪のカバン工房に渡り作業が進められていた。当初、バッグと小物、合わせて1600個ほどの生産予定だったところ、幕が比較的きれいなまま解体されたことで1000個ほど追加で受注生産できることになった。建築資材だけでなく捨てられてしまうことも多いという植物もリユースする。パビリオンの外に植えられていたイロハモミジは韮崎市にある建設会社の本社前に移植された。
住所: 大阪府大阪市此花区夢洲
URL: https://www.expo2025.or.jp/
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