ルーマニアのスキー場に突如ヒグマが出没し、驚異的な身体能力でスキー板で滑る男性との距離を瞬く間に詰めてきた。男性が速度を上げるもヒグマは執念深く追い続けた。この緊迫の映像を撮影したのはスキーインストラクターの男性で、当事の状況についてクマが足元に来たときは怖かったし今思い出しても鳥肌が立つなどと話した。ヒグマが出没したのは初心者用のゲレンデで、近くには多くのスキーヤーがいた。ヒグマを追い払うため一斉に大きな声を出すが、ヒグマは人に興味があるのか森には戻らず匂いを嗅いでいた。しかし男性が移動するとヒグマは再び追いかけてきた。約3分ほど追われたが距離を取ると、ヒグマはようやく森へと去っていった。ルーマニアには約8000頭のヒグマが生息しているヒグマ大国だそう。ヒグマが観光資源にもなっているルーマニアでは人との距離が近いことで深刻な問題が起きている。