「道の駅 よって西土佐」で聞き込みをすると、県境を越えた愛媛県南西部に小さな集落が点在しているとの情報を得た。愛媛に入て聞き込みをし、奥に別の町から移住してきた女性がいると教えてもらった。山の中の行き止まりに暮らす31歳の樹果さんに出会い、話を聞いた。樹果さんは5か月の燈季ちゃんと2人で暮らしている。家は手造りでかかった費用は50万円。ガスはひいておらず、トイレは穴の上に便座をのせている。いっぱいになったらトイレを移動させている。布オムツを使い、1日8回はオムツを替えている。燈季ちゃんを抱きながら畑で野菜を収穫した。野菜や果物を30種類以上育て、ほぼ自給自足。調理は七輪で、器具はもともとあった古民家のもの。燈季ちゃんをあやしながら野菜入りたまご炒めなど昼食を作った。午後は今後作る寝室に使う予定の木に虫が入らないよう皮を削った。