エルサレムから中継。酒井美帆はヒズボラのナスララ師の演説はかなりの強硬姿勢でイスラエル北部への侵攻もじさない構えだが本格的な衝突の可能性はあるかと質問。田村佑輔は「ここの所、攻撃が激化していて緊張が高まっている。イスラエルとヒズボラが共に本格的な戦争への突入は望んでいない。ある程度、抑制的な攻撃を繰り返していると言われているが、どちらかが過剰に反応し激しい攻撃をすれば全面的な衝突に至る可能性がある。既にレバノン側では400人以上、イスラエル側では約30人が死亡していて事態は深刻。米国が特使を派遣するなどして事態の沈静化を図っているがハマスに連帯を示すヒズボラとしてはガザ地区での戦闘が終わるまでは攻撃を続けると見られる」と話している。油井秀樹は再び表面化しているネタニヤフ政権とバイデン政権との溝は今回どの程度が深刻?などと質問。田村佑輔は「強力な軍事支援を提供する一方でイスラエルの軍事作戦に様々な制限を化して来た為、ネタニヤフ首相がバイデン政権を批判する事はこれまでに何度もあった。今回ネタニヤフ首相としては米国が一部の武器の輸送を停止している事を大袈裟に表現してガザ地区での軍事作戦の長期化などに対する批判の矛先をバイデン政権に向ける狙いがあったと見られる。ネタニヤフ首相の声明は英語で米国の大統領選挙を前に、アメリカの有権者や政治家たちに向けた物だったとも言える。イスラエへの支援と言うのが選挙の争点として注目が集まるようにし、米国から一層強力支援を引き出したいという思惑もある。ネタニヤフ首相は来月には米国で上下両院の合同会議で演説に招待されている」などと話している。