アメリカを訪問中の木原防衛相は4日、オースティン国防長官と初めて対面で会談し、アメリカ製の巡航ミサイル「トマホーク」の取得を1年前倒しする方針で一致。木原防衛相は「1年早い2025年度からトマホークを取得することとした。これはわが国の防衛力の抜本的強化を早期に進めることに資するものと考えている」などとコメント。「トマホーク」は覇権を強める中国や、核・ミサイル開発を進める北朝鮮を念頭に、相手のミサイル発射拠点などをたたく反撃能力の手段とされている。日米両国で取得時期の前倒しが検討されてきたが、1年前倒しして2025年度に取得する方針で一致。また「反撃能力」の運用のほか日米同盟の強化を確認し、抑止力を強化することでも一致。