大谷選手の隣で通訳を務めているのが水原一平さん。長年、大谷選手の活躍を支えてきた。2人の出会いは10年前。大谷選手はドラフト1位で日本ハムファイターズ入団。同時期に水原さんも球団通訳として採用されていた。数年後、大谷選手はメジャーに挑戦する際、専属通訳として水原さんを勧誘。日ハム退団の際、日本での最後の会見をあえて英語で。この英語でのスピーチは水原さんのアイデア。ここから2人のメジャーでの戦いが始まる。水原さんは通訳だけでなく、時にはキャッチボールや運転手も務め、大谷選手のアメリカでの戦いを精神的に支えた。二人三脚で挑んだメジャーリーグ。大谷選手は投打の活躍を見せ、この年の新人王に輝いた。さらに味方へのデッドボールを巡り両軍の選手が入り乱れる大乱闘になった時は大谷選手が怪我をしないように守っていた。今年6月、二刀流で出場した試合でホームランを打った大谷選手。恒例の兜パフォーマンスが期待されたが、大谷選手は次の回に向け投球準備。代役に指名されたのは刀ポーズを見せた水原さんだが、これを見た大谷選手は「ちゃんと被っていなかったのでノリが悪いな」と話していた。大谷選手がNBAを観戦に行った時も隣に。公私共に常にそばで支えてきた水原さん。そんな献身的な姿に地元ファンからも愛される存在になった。新天地に移り二人三脚で挑む新たな戦いにも注目。