夢に見たワールドチャンピオンのトロフィーを掲げたドジャースの選手たち。チームを引っ張り続けてきた大谷翔平も敵地・ニューヨークで勝利の美酒を浴び、世界一の喜びに浸った。その頃、ドジャースの本拠地・ロサンゼルスでは、「ショーヘイオオタニ!LAより日本へ愛を込めて!」と叫ぶドジャースファンたちが集まって、辺り一帯が騒然となった。熱狂していた群衆は、いつしか暴徒へと化し、警官隊に花火が投げつけられる騒ぎとなっていた。警察官の頭の上を、禁止されているはずの花火が飛び交う危険な状況。さらに落書きがどんどん増え、その前で記念撮影をする人もいた。また、興奮するドジャースファンを制圧するため、警察官がバリケードを作っていた。その奥では道路上で火が燃え、かなり混乱した状況となった。たまたま通りかかったトラックは瞬く間に群衆に取り囲まれ、落書きの餌食となった。喜びに沸くロサンゼルスの街は、もはや無法地帯と化していた。