大逆転でオリンピック2連覇を果たしたスケートボード男子ストリートの堀米雄斗選手(25)。決勝のベストトリック、4本目を終えた時点で7位だったが、最後の1本で見事な技を決め奇跡の大逆転を見せた堀米選手。4本目をミスした時点で「まもりの滑りでいったら絶対に悔いも残るしメダルも取れないと思ったから、ここまできたら最後、乗れるかわからないがあのトリックで行きたいと思った」と話す。6歳でスケートボードを始め、小学校の卒業文集で「世界で一番うまいスケーターになる」と夢を綴っていた堀米選手。夢を叶えた東京五輪での金メダルだったが、パリ五輪選考レースでは日本人5位と遅れを取っていた中、最終的に逆転して出場枠を獲得。苦難の道を乗り越えてのパリでの連覇だった。見据える先は早くも4年後。ポケットモンスターのカビゴンのぬいぐるみにかかっているのは金メダル。堀米選手の自宅はアメリカ・ロサンゼルスで、4年後このロスが次の夢の舞台に。29歳での挑戦になる。