4日、ロシア大統領府・ペスコフ報道官が苦言を呈したのはアメリカ・トランプ大統領の「挑発的な声明を受けて原子力潜水艦2隻を適切な海域に展開するよう指示しました」という発言。「適切な海域」とは、ロシア近海とみられる。事の発端はロシアにウクライナとの停戦合意を迫るトランプ氏に反発したメドベージェフ前大統領の「トランプはロシアに対して最後通告ゲームをしています」などという投稿。トランプ氏が毛嫌いしているバイデン前大統領の名前を出して挑発した。これにトランプ氏が反応。2人のやりとりはエスカレートしていく。2008年、任期満了で退いたプーチン氏に代わってロシアの大統領に就任したメドベージェフ氏。4年後、再びプーチン氏が大統領に返り咲くと2012年から2020年までは首相に納まり、現在は国家安全保障会議副議長を務めている。近年、“過激な発言”が目立つメドベージェフ氏。慶應義塾大学・鶴岡路人教授は「今でも政治の中枢にいる」「過去の人ではない」というアピールだと分析している。トランプ氏の原子力潜水艦派遣を命じる投稿については「核兵器の運用という非常に機微な問題に関してSNS上での売り言葉に買い言葉みたいな形でアメリカ大統領が事態をエスカレーションさせたように見えた」などとコメントした。
