アメリカメディアによるとキャンベル副国務長官は19日、ニジェール軍政のゼイン首相と会談し、駐留米軍の撤退というニジェール側の要求を受け入れた。ニジェールは去年7月のクーデターで実権を握った軍政がそれまでの親欧米路線を転換しロシアに急接近していて、米国との軍事協力の破棄を発表していた。現在ニジェールには約1000人の米国兵が駐留しており、数か月程度で撤退が完了する見通し。米軍の撤退でイスラム過激派のテロ対策の拠点が失われることになり、アフリカでのテロ抑止戦略への影響は避けられない状況。
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