中国とロシアが主導しインドや中央アジア諸国が加盟する地域協力の枠組み、上海協力機構の首脳会議が4日オンラインで開かれ、イランの正式加盟が承認された。首脳会議では反米路線をとるイランの加盟について「歴史的意義がある」と強調する共同声明を発表した。民間軍事会社ワグネルによる武装反乱のあと、初めて国際会議に参加したプーチン大統領は上海協力機構の加盟各国が憲法と国民を守るロシア指導部の行動を支持したと団結を誇示した。中国の習近平国家主席はアメリカの対中露制裁を批判し加盟国に安全保障面での一層の協力を訴えた。