アメリカのトランプ大統領は13日、ホワイトハウスを訪れたインドのモディ首相と首脳会談を行った。会談後の記者会見でトランプ大統領は“インドに対するアメリカの貿易赤字は膨大だ”としたうえで“新たな貿易協定の締結を目指して協議を開始する”と明らかにした。そのうえでトランプ大統領は、“石油や天然ガスの販売により赤字を簡単に削減することができる”と述べ、インドへのエネルギー資源の輸出を拡大することで合意したとしている。一方、トランプ大統領は“インド太平洋地域の平和と安定を維持するため、日本とアメリカ、インド、オーストラリアの4か国の枠組みクアッドの強固な協力関係”を確認したという。さらに“インドへの兵器などの売却を拡大する”として今後、最新鋭のステルス戦闘機、F35を供与できるよう道筋をつける考えを示した。アメリカとしては、インドが兵器やエネルギーの輸入をロシアに依存している現状を変えたいねらいもあると見られる。