モスクワに向けて出発したドライバー張は、満洲里に到着した。ロシアがウクライナに軍事侵攻して以来、満洲里の貿易額は2倍近くに増加した。ロシア側の税関で抜き打ち検査に巻き込まれ3日近く動けなくなった張が会社の事業改善について提案すると、リーダーの東は態度を一変させ張は車を降ろされた。張は歩いてロシアのドライブインにたどり着き、もう1人のドライバー金山と合流した。張が中国に帰りたいと話すと、金山は自分のトラックに乗るよう提案した。2024年に張の村は豪雨に襲われ、新築の家は全壊し借金だけが残った。入社の際の保証金は、息子が友人たちからかき集めたものだった。ロシアで稼がなければいけない理由がある張は、諦めずにモスクワを目指すことにした。遅れてリーダーの東が合流すると、金山に預けていた燃料を移し替えた。3人は予定より3日遅れて、ロシアを走り始めた。
