全国屈指の強豪校・十文字高校(東京)。前回前々回大会、2大会連続で惜しくも準優勝。その悔しさをピッチで味わってきたのがキャプテンのFW新井萌禾。選手権は1年生の頃から全試合スタメン。エースとしてチームを引っ張ってきた。小学3年生からサッカーを始めた新井は高校サッカーをするため神奈川県から東京の十文字高校へ入学。自宅から片道2時間をかけ通学していたが1年生の時心身ともに疲れ切り、サッカーを続けることが難しい状態に。その際、負担を減らそうと東京へ共に引っ越してくれたのが祖母の好子さん。孫のために移住を決断した好子さんは夕食はもちろん朝のお弁当作りも担当し献身的に支えている。「今は孫が生きがい」という好子さんに新井は選手権直前、感謝の想いを伝えた。