米国大統領選挙について。ケネディ元大統領の甥で無所属で大統領選に立候補していたロバートケネディジュニア氏は23日、西部アリゾナ州で演説し「選挙戦から撤退する」と表明。そのうえで「トランプ氏とは重要な問題で意見が一致している」と強調した。ケネディ氏はその後、同じアリゾナ州で開かれたトランプ前大統領の選挙集会に参加し、トランプ氏を支持することを明らかにした。トランプ氏は自身が当選した場合、ケネディ氏の要職での起用を検討する考えを示していて、演説ではケネディ氏の撤退と支持の表明が選挙戦で大きな影響を与えることになると強調した。第3の候補として活動してきたケネディ氏は各種の世論調査での支持率が5%前後で、民主党のハリス副大統領、共和党のトランプ氏の双方の陣営から票を奪う可能性が指摘されていた。今回の撤退が選挙戦にどのような影響を及ぼすか注目される。