来年1月の就任に向け新政権の人事を進めている米国・トランプ次期大統領は14日、大統領選挙後初めて公の場で演説を行った。選挙戦勝利を“自画自賛”した上でトランプ氏は「ロシアとウクライナは戦争をやめる必要がある」などと述べ、ウクライナや中東の和平に向け取り組むと強調した。トランプ氏は1月の新政権発足に向け着々と人事も進めている。14日には保健行政のトップである厚生長官にケネディ元大統領のおい・ロバートケネディジュニア氏を起用すると発表。弁護士のケネディ氏はワクチン懐疑派の活動家。米国メディアは、ケネディ氏の起用は「国民の健康に信じられないほどのリスクをもたらすだろう」などと紹介し、上院での人事の承認は未知数としている。