アメリカのトランプ政権の厚生長官に指名されたロバート・ケネディ・ジュニア氏の承認に向けた公聴会が行われた。公聴会でケネディ氏は自身がワクチン懐疑派として知られていることを巡り、「ワクチンに反対する立場ではない」と強調した。この公聴会に先立って、ケネディ元大統領の長女で駐日大使を務めたキャロラインさんは、いとこのケネディ氏を愛称の「ボビー」と呼んで、「ボビーは不適格だ」と人事案を否決するよう求めた。また、「彼が自らの主張で利益をあげようとしている」と批難した。この書簡が送られた上院に、ロバート・ケネディ・ジュニア氏は姿を見せた。承認されれば、8万人の職員を抱え1兆7000億ドルの予算を握る省のトップに就く。厚生省は医薬品の承認、食品のリコール、次のパンデミックへの対応などを管轄する。民主党と反対していて、共和党議員が4人反対にまわれば承認は得られない。