今月20日の世界難民の日を前に、高校生らが「世界で最も迫害された少数民族」ともいわれるロヒンギャ難民について紹介するイベントを開催した。およそ250人のロヒンギャ難民が暮らす群馬県・館林市では、きのう地元の高校生らがロヒンギャの宗教や文化を伝えるイベントを開催した。ロヒンギャは長年ミャンマーで迫害されているイスラム教徒の少数民族で、100万人以上が隣国・バングラデシュなどに逃れ難民となっている。イベントには、ロヒンギャ難民の背景を持つ人も参加し、「ロヒンギャ問題を忘れないでほしい」と訴えた。イベントを主催・鈴木聡真さんは「ロヒンギャ難民と聞いて、『難民の人たちか、自分とは別だな』と思うんじゃなくて、偏見をなくして、ロヒンギャの人たちと友達みたいに仲を深めていってほしいです」と話していた。会場ではバザーも行われ、収益はロヒンギャ難民キャンプの子どもたちへの支援に使われるという。