東京・品川区・豊野青果を取材。店頭に並ぶ一般客用のキャベツが1玉300円。米谷公志店長は普段の値段について「（一般客用キャベツ）200円とか、高くても250円とか」と話す。さらに通常150円ほどで売るブロッコリーが1個350円とダブルで高騰。高い値段で売ることもできず利益がない状態になっている。割烹とんかつひろせを取材。廣瀬慶人店長は「今一番高いので（1玉）1000円を超すぐらいまで。まさかこんなところでキャベツに足をすくわれるとは。すごくびっくりしてます」と話す。キャベツ2：白菜1の割合で千切りを混ぜて対応。千切りのお代わりは普段無料だが有料にしているという。キャベツとブロッコリーを育てる千葉・松戸市・戸張農園を取材。戸張恭隆農主は「4月5月は天候不順。気温が低い日が多くて生育が緩やかに。例年より2〜3週間ぐらい出荷が遅れている」と話す。農家にとってもこれまで経験したことのない事態だという。農林水産省によると価格は今がピークで、今後、6月にかけて他の産地の出荷量が増え、徐々に価格は下がる見通しだという。