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スイスで2日間行われた米中関税協議が終了した。ベッセント財務長官は「大きく進展した」と話した貿易協議の枠組みを設けることで合意した。詳細は月曜日に発表しトランプ大統領には報告済み。アメリカは対中貿易が約42兆8277億円の赤字。
米中関税協議を担当した中国の副首相は習近平国家主席の最側近。どんな人物かについてジャーナリストは「典型的な地方官僚」と話した。副首相は外国人実業家らとの会談で中国の輸出主導型の成長戦略を推進。
トランプ大統領は「80％という数字を出した」と発言した。協議後中国の副首相は強気の姿勢も見せた。専門家は「中国は不動産バブルがはじけて経済が悪化している。トランプ大統領は80％に引き下げなど成果を出したい焦りが見える」と話した。
米英首脳による電話会談で関税交渉で合意したと発表した。アメリカが輸入するイギリス車は2024年約11万台で高級車が中心。アメリカが輸入する自動車台数は2024年約769万台でイギリス車は全体のわずか1.4％。トランプ大統領は「数百万台の車を製造するモンスター級の自動車メーカーではない」と話した。イギリスの鉄鋼じゃ特殊鋼が多く輸出量が少ない。イギリスは他国に比べ譲歩を引き出しやすい条件が整っていた。アメリカの貿易収支は2024年対イギリスは約1兆7190億円の黒字で対日本は約9兆9265円の赤字。イギリスが一番乗りできた理由について専門家は「日本も同じであれば相当に厳しいと覚悟したほうがよさそう」と話した。
アメリカ側によると日本だけ特別扱いはしない。石破総理は「我々は撤廃を求めているゼロを目指していくべきだ」と話した。2024年対米自動車輸出日本は約137万台で大衆車が中心。イギリスは約11万台で高級車が中心。トランプ大統領は「今後こういう車の取引はない」と話した。日本の交渉について専門家は「日本車の低関税率での輸入枠を認めてもらう方法はあるのでは」と話した。
アメリカは輸入する航空機やエンジン部品などの追加関税を目的とした調査開始を発表した。期間は270日間で追加関税の税率は明らかにされていない。商務省は悪影響と判断すれば追加関税や輸入制限などを検討する。三菱重工など日本企業はボーイング社に部品を提供している。