米国大統領選挙に向けて開かれている与党・民主党の党大会は、間もなく最終日を迎え、ハリス副大統領が指名受諾演説を行う予定。アメリカ・シカゴから中継。民主党大会、最終日のテーマは、「私たちの未来のために」。ハリス氏は、きょうの指名受諾演説でトランプ氏を「過去」と位置づけ、自らの勝利で「明るい未来」を切り開くと訴えるものとみられる。ハリス氏は、これまでの演説でもトランプ氏と自らを対比して訴えることで支持者を熱狂させてきたが、自らの具体的な政策に触れる機会は少ない印象。この点について、有力紙・ワシントンポストは「勝利したいのであれば、自身の考えを示す必要がある」と指摘していて、きょうの演説では、トランプ氏への批判だけでなく自身の政策を訴えることで国民やメディアを納得させられるかが焦点となっている。トランプ前大統領は先ほど、激戦州の一つ西部・アリゾナ州のメキシコとの国境を視察。トランプ前大統領は「ハリスは我が国を世界中の犯罪者に開放し、彼らがレイプや略奪などやりたい放題できることを望んでいる」と述べ、バイデン政権で移民対策を担当するハリス氏が不法移民の大量流入を招いたと批判した。ハリス氏とトランプ氏は来月のテレビ討論会で論戦を交わす予定で、初めての直接対決に注目が集まっている。