バイデン大統領が米国大統領選挙からの撤退を表明し、後継候補にハリス副大統領を指名した。バイデン大統領は4年前接戦の末にトランプ氏に勝利し、81歳の今回も再選を目指してきたが、テレビ討論会で言い間違いを繰り返したり、ゼレンスキー大統領を紹介する際に間違えて「プーチン大統領」と呼ぶなど、高齢不安が増大。民主党内から撤退圧力が強まっていた。バイデン氏が後継に指名したカマラハリス副大統領は、両親がジャマイカとインドの出身で黒人、移民のルーツを持つ。検察官出身で、刑事事件で被告人となったトランプ氏との対決も注目されるが、トランプ氏はCNNの取材に「ハリスのほうが簡単に倒せる」と余裕を見せている。共和党も早速、ハリス氏を矛先とした動画を連続投稿しネガティブキャンペーンを展開している。