7日、FRBはFOMCを開き、政策金利を0.25ポイント引き下げることを決めた。前回9月の会合から2回連続の利下げとなる。今回のFOMCでは、政策金利の誘導目標を4.5%から4.75%の間に引き下げることが全会一致で決定された。パウエル議長は記者会見で、アメリカ経済が依然として堅調との認識を示す一方、来月利下げするかについては明確な見通しを示さなかった。アメリカ大統領選挙で、トランプ前大統領が勝利したことによる金融政策への影響については「未知数」として、多くを語らなかった。またパウエル議長は前回、トランプ氏が政権を握っていた時に、パウエル氏の解任を検討していたことについて問われたが、「解任は違法」だと述べ、辞任もしない考えを示した。アメリカのCNNはこれに先立ち、「トランプ氏がパウエル議長を2026年5月の任期満了まで、務めさせる可能性が高い」とするトランプ氏側近の話を伝えている。