アメリカのトランプ大統領は、アメリカの輸入品に高い関税を課している国などに同様の関税をかける相互関税を導入するための命令書に署名した。ドイツやインドなど、アメリカより高い関税を輸入品にかけている国が主な対象で、「今後国ごとに貿易の状況を調査し、貿易の不均衡を正すためにどんな品目に関税を課すかなどを決める」としている。またアメリカ政府高官は、日本について「関税は低いが、構造的な障壁が高い国だ」と名指しして問題視した。今後「非関税障壁」と呼ばれる関税以外の貿易をめぐる規制の変更や撤廃を求めて、圧力を高めてくることが予想される。