アメリカの相互関係を受けてアメリカ国内でも混乱が見られているという。週末全米各地でトランプ政権への抗議デモが各地で行われた。ダウ平均株価の大幅な下落を受け、経済政策に関しての不満も聞かれた。民主党政権下で財務長官を務めたサマーズ元財務長官はトランプ政権での経済政策による景気減速はほぼ避けられないとコメント。トランプ大統領が重大な誤りだと認識しない限り悪い結果を招くだろうとした。トランプ政権で要職を務めるイーロン・マスク氏も欧州との関税ゼロで合意することを期待していると述べた。アメリカの大手金融「JPモルガン・チェース」は世界経済が今年景気後退に陥るリスクを40%から60%になったと発表。この関税措置は輸入品を購入する家庭や企業にとって増税にあたるとした。一方テレビ出演したベッセント財務長官は市場は短期的な反応をするものと関税政策の正当性を主張した。株価の急落に関してトランプ大統領は、株価の下落に関しては「してほしくはないが、何かをなおすためには時に薬が必要」とコメント。また中国に対しては貿易不均衡を中国が是正しなくては取引に応じないとした。