今年の大谷選手の伝説はWBCから始まる。開幕投手としてマウンドに立った大谷選手は、4回1安打無失点の好投で見事に勝利投手となった。オーストラリア戦では自信の看板に直撃する推定飛距離140mの特大ホームランで観客の度肝を抜いた。準決勝・メキシコ戦の9回ウラでは4対5と1点を追う場面で先頭打者の大谷選手はその初球で2ベースヒットを放ってチームメイトを鼓舞し、ここまで不調だった「令和の三冠王」村上宗隆選手が左中間へ打ち上げフェンスに直撃、その間に大谷選手たちがかえってきて劇的なサヨナラ勝ちを見せ決勝へと駒を進めた。アメリカとの決勝、大谷選手は9回のマウンドへ。優勝まであと1アウトの場面で打席に立ったのは、メジャーでチームメイトのマイク・トラウト選手。空振り三振を取り、大谷選手は大会MVPの活躍を見せ、侍ジャパンが世界一に輝いた。