パリオリンピック開幕まであと3日。今回のパリオリンピック、目指すのは持続可能な大会。競技施設の95%を既存、または仮設の建物で賄おうというのが今大会。例えば、エッフェル塔前ではビーチバレーが行われて、あとコンコルド広場ではブレイキンやスケートボードなど観光名所や歴史的な建物、私たちがよく知ってる所が競技の舞台になっている。さらに世界遺産に指定されているベルサイユ宮殿でも競技が行われ、準備は最終段階になっている。フランスの歴史の舞台となってきたベルサイユ宮殿。その広大な敷地を一望できる場所にこのオリンピックの会場が作られた。ここでは馬術と近代五種の競技が行われる。パリオリンピックでは、各会場で環境に配慮する措置が取られている。例えば、このベルサイユ宮殿の会場では樹木一本切ることもない。さらに大会向けに道路を整備した際もアスファルトではなく敷き詰めるのは砂。大会終了後にすぐに元に戻すことができるようにするため。準備が大詰めを迎える中、市民の期待も高まってきている。