ウクライナ軍の反転攻勢が行き詰まる中、ゼレンスキー大統領と軍のザルジニー総司令官の意見の食い違いが深まっていると指摘されている。ウクライナ政府は招集対象年齢を広げて兵役期間を伸ばす政府案で50万人の追加動員を求めているがザルジニー総司令官は「そう簡単ではない」と指摘し、反転攻勢はあまりにも欲張りすぎたと指摘した。専門家は「政府上層部の不調和は兵士や市民の士気にも影響している」「ウクライナは兵士が不足しているが、各国の支援はガザに向けられている」などと述べた。ウクライナは外国の支援に依存していて、アメリカの支援なしには武器も弾薬も足りず、ヨーロッパの金融支援がなければ兵士の給料も払えない。枯渇したアメリカの予算をEUが引き受けなければ、ウクライナは撤退しなければならない。ロシアが交渉を望まなければあと1年は長引く。2024年に行われるはずだった大統領選は戦争で延期された。