NATO(北大西洋条約機構)は国防相会合を開き、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナに対して兵器の生産能力を拡大するなどして支援を続ける方針を確認した。会合は18日までの2日間開かれ、NATOによると18日の会合で加盟国はロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援を大幅に強化する方針や、ヨーロッパ東部での防空監視体制の強化などを確認したという。会合のあとNATOのルッテ事務総長は兵器の生産能力の拡大やウクライナ兵の訓練などを継続する考えを強調した。また今回の会合にはウクライナのゼレンスキー大統領が出席し、ロシアによる軍事侵攻を終わらせるためとしてまとめた勝利計画を示し加盟国に支援を求めた。これについてルッテ事務総長は「今後のウクライナとの協議の一部となるはずだ」と述べ理解を示した。