アメリカ・トランプ大統領とウクライナ・ゼレンスキー大統領が先月28日にワシントンDCで会談。ゼレンスキー大統領がアメリカの外交姿勢に疑問を投げかけたことなどから激しい言い合いとなった。トランプ氏は「鉱物資源を巡る協定に合意するか我々が手を引くかどちらかだ」などと述べた。会談は決裂し、予定されていたウクライナの鉱物資源をめぐる協定の合意文書への署名や共同記者会見は中止に。トランプ大統領は「ゼレンスキー氏はプーチン大統領について否定的なことばかり言う必要はない。『私は平和を望んでいる。これ以上戦争はしたくない』と言わなければならない」などと述べた。ゼレンスキー大統領は「FOXニュース」に出演し、トランプ氏に謝罪すべきか問われ否定、「恒久的な平和とウクライナの安全の保証がほしい」と訴えた。イタリア・メローニ首相は声明で「分裂は誰の利益にもならない」としてアメリカとヨーロッパの首脳による緊急会合を呼びかける考えを示した。ヨーロッパではウクライナ情勢をめぐり2日にイギリス・スターマー首相主催で会合が行われるほか、6日にはEU・ヨーロッパ連合理事会の特別会合が行われゼレンスキー大統領も参加する予定。ロシア・メドベージェフ前大統領がSNS(X)に「横柄なブタがついに大統領執務室で拒絶を受けた」などと投稿。第3次世界大戦について言及あり。石破総理大臣はアメリカ・トランプ大統領とウクライナ・ゼレンスキー大統領の会談について「アメリカとウクライナ、G7の分断が進まないよう日本としてできる限りの努力をしていかねばならない」など述べた。