ウクライナ・ゼレンスキー大統領は10日、イタリアで始まった国際会議で、激しさを増すロシアの無人機などによる攻撃に対抗するため、防衛産業への投資を呼びかけた。ローマを訪れたゼレンスキー氏は各国の政府や企業関係者などが出席するウクライナ復興について話し合う国際会議で「ロシアのドローンとミサイルを止めなくてはならない。そのためには防衛資材と投資が必要だ」と述べた。ゼレンスキー氏はこの後の会見で“防空システムの「パトリオット」10基を必要としている”と説明。その上で、ドイツが2基、ノルウェーが1基をアメリカから調達しウクライナに供与する用意があり、両国と協議を進めていることを明らかにした。